珪素とは物の最小単位である元素の一つです。
ナトリウム、カルシウム、水素、酸素などはよく耳にする元素ですが、ケイ素もそれらと同類の元素というものです。
原子番号は14番。
原子記号は英語表記のSilicaからSiという記号で表記されます。
ケイ素は地球上で2番目に多く存在する元素です。
ケイ素は地球上で2番目に多い元素です。1番は酸素です。
では、ケイ素は地球上の何処にそんなにあるのかといえば、地球の内部にたくさん存在しています。岩、溶岩、石、砂などのほとんどにケイ素が含まれています。
ケイ素は生命の起源に関与しています。
地球上で最初に生命を持ったものが、シアノバクテリア(藍藻)という生物です。
38億年も前の酸素も緑もない地球で、このシアノバクテリアは無機ケイ素を主食として生きていました。
このシアノバクテリアが進化したものがミトコンドリアという体内でエネルギーを作り出すものです。
その為ケイ素を摂取するとミトコンドリアが活性します。
生物はケイ素を食とし、ケイ素で進化し、ケイ素で構成され、植物連鎖を繰り返してきたのです。
ケイ素は体のほとんどの部位に存在します。
ケイ素は人体に1.8g程度とかなり多く保有されています。成人では1日に10mg~40mgが消費されており、加齢と共に体内のケイ素量は減少していきます。
そして人は体内でケイ素を造り出すことが出来ません。ケイ素は外部の食物から摂取する必要があります。ケイ素が不足すると体内外に不具合が起こります。